4.基礎工事

 


建物の全体を支える基礎、完成すれば見えないけど、大切な文字通り縁の下の力持ち。

地盤の状況によりいろいろな基礎がありますが、木造の場合は最近は建物下を全面基礎とする「べた基礎」が多くなりました。従来は基礎の底面を50センチほどの広さにしただけでしたが、コンクリートの単価が下がったのと型枠の工賃も考慮した場合「べた基礎」の方がメリットが多いためです。また、床下の防湿コンクリートはどの場合でも必要ですので、それを兼ねることが出来ます。地盤の不同沈下に対しても「べた基礎」の方が安全です。この工法は排水の設備工事だけは事前に行っておく必要があります。

鉄骨造、鉄筋コンクリート造の場合は現在もいろいろあります。低層の場合、地盤の良いところでは柱の下に独立基礎を設け、それを地中梁で繋ぐ方法が安く上がります。地盤があまり良くない場合「べた基礎」の方が安心ですが、コスト的には高くなります。
3階建て以上の場合や、地盤が軟弱な場合は「杭打ち」を行う方がよいでしょう。住宅の場合でも、100万円以上増額になると思いますが、建物が傾いてしまっては意味がないですからね。杭1本の単価より機械の搬入費用が高いので、多めに杭を打っておくことをお勧めします。
 

 

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