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■ 多次元空間

じつは、某番組関係の工事中、その細かな様子を友人知人に読んでもらおうと
書き綴った日記があります。
ちょっとしたきっかけで久しぶりに読んでみて、ご覧のみなさんにも伝えたい
記述があったので、一部編集して転載します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今日現場で残業しながらAD君と話した内容から話題を取り出してみましょう。
いろいろな話の繋がりからAD君が「建築は立体だから3次元」と言った。
別にツッコミ入れるつもりじゃなかったけど、自分の持論をぶつけてみた。
「建築は4次元だよ!」ADくんけげんそうに「4次元?」私は答えた
「建築を考える時は時間軸が入ってくるからね。時間についても考えなき
ゃ。」なるほどと、納得した様子でした。

実際、いろいろ考えるには、朝昼晩の変化、四季の日差しや風、建物の経
年変化など、時間的要素も考慮しなければならない。
更に、そこに住む人の生活が係わってくると時間的要素もいろいろな方向
性を持ってくる。居住者の老化や家族の増減など、時間軸に対してもいろい
ろな方向性が出てくるわけである。5次元6次元の多次元空間を創造出来
る能力が必要だと思っている。
そして、建築によりある程度時間軸のコントロールは可能だと思っている。
居住者を健康で幸福な未来へと導いてあげる事が
出来ればそれが最高の建築だと考えている。もちろんそれはたやすい事で
はないが、目指す方向としては間違っていないと思う。

「多次元空間の創造者」として番組で採用してくれないかなあ(笑)

特に住宅建築は御施主様の未来を創造する責任の重い仕事と自負している。
だから、自分に対する世間からの評価のみが気になる奴らは気にくわない
のである。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

なんか、見栄を張った自分らしくない文章だなあ・・・。
でも間違ってないと今でも思ってます。


建築 : 20:40 : comments (2)
コメント

こんばんは、daikuさんコメントありがとうございます。
「daiku再び」http://uradasi.blog21.fc2.com/
いつも興味深く読ませてもらっています。同じ大工です、共感できるところ多いです。

今の家に何が足りないのだろう?
最近よく考えています。やはり「心」かなあ。
| 大工のとうちゃん | EMAIL | URL | 07/01/28 23:14 | P4qATtNY |

『daiku再び』にコメントいただき、
更には記事リンクまで!ありがとうございます。
四次元・・・あ、いや多次元、
なるほど、そうですね。
私も『時間』が建築には大きな要素だと思います。

とりわけ関心があるのは「子供の代に住んでもらえるだろうか?」ということ。
リフォームなどで御邪魔すると、
子供が出て行って、二階が物置状態の家をよくみかけます。
もちろん、生活の拠点など夫々事情があるのでしょうが、
自分が子供の立場なら、やはり「住みたくない」と思うような家が多い気がします。

ハウスメーカーに代表される建物は、
仕事をしていても、どこか嘘っぽさを感じるのですが、
歳を経るとそれがはっきりしてくるからかもしれません。

ここ何年か、古民家が注目されていますが、
今の建物で将来残る家はどれほどかと考えると、
悲しいやら、情けないやら・・・。

建てた人が喜んで最期まで住んでくれる家でなければ、
子供が引き継いでくれることはありませんよね。

こちらへは何度か御邪魔してましたが、
遅れ馳せながら、初めてコメントさせていただきました。
| syugyousou | EMAIL | URL | 07/01/28 03:16 | 7hEOkHCQ |
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