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住宅リフォームの手順(8.設備工事)

住宅の設備工事として何があるか列挙してみましょう。
水道、電気、ガス、空調、電話などの通信線があります。
これらはどれも部屋の中を走らせる訳にはいかないので、
内部に埋め込むことになります。

そのため、下地工事の時点で各業者とうまく連携する必要があります。
床板を貼る前、壁や天井のプラスターボードを貼る前には
必要な配管や配線があるか入念なチェックが必要です。
特にユニットバス設置の場合、間仕切りなどができてしまう前に早い時期に設置するべきですが、一般に発注から納入まで早くて2週間、通常3週間かかりますので、工程をしっかり考えて早めの発注が必要です。

また、クロス下地の板など、仕上げれば隠れてしまう物には
その下に配管や配線がある場合目印を付けておくと良いです。
これは、後に釘やビスなどを打つ時に配管の損傷や電線の
ショートを防止できます。
実際こういったトラブルはかなりあるんですよね。
特に最近は釘打ち機による配管の損傷が問題です。
機械打ちのため、その場では気づかない上に、パイプが割れず
水漏れが起きないためその時は気づかずに過ぎてしまいます。
何年かして釘が錆びてくるとそこから水漏れが起きてしまいます。

電話に関しては最近ほとんどコードレスですから親機までの配線のみですが、LANケーブルの需要が増えています。
また、アンテナ線に関しても時代の移り変わりで求められるケーブルが変わっていきますので、ケーブルを直接張り巡らすよりも、CD管などを使って配管内部を通した方が融通が利きます。

各設備器具に必要な下地はこの時点で用意する必要があります。
トイレのタオル掛けや紙巻器、各所に設置する手すり、一部の重い照明器具などに下地が必要ですが、各器具の説明書をよく読み、適切な場所に準備するようにしましょう。
カーテンレールなども下地が必要なことがあるので、注意しましょう。

各設備工事は内装仕上げまで進めてしまって良い状態まで終了させます。
仕上げの後各種器具を取り付けます。


現場:: リフォーム手順 : 10:25 : comments (0)
住宅リフォームの手順(7.内装下地工事)

一般的な内装の下地について述べます。
下から順に床から、

床の施工はまず、大引きの取付ですが、その前に束石のチェックです。
古い家では大きな丸い石を使っていますが、床解体した後、再度付き固めておくべきです。
突き固めるには特別な道具か必要ですが、無い場合は角材でしっかり突くだけでも効果があります。
大引きは90ミリ角の桧など腐りにくい材料を利用します。
一般には3尺ピッチで束石上に取り付けます。
両端は土台に取り付けますが、各端部はきっちり水平ライン上に取り付けます。
大引きは上端が水平でないといけません、両端が水平になったら、
中間は糸を引いてチェックしながら、束石の上に束を立てて調整します。
すべて真っ直ぐになったら、束同士を根がらみヌキでつなぎます。
大引きの上に根太(45×45)を1尺(303ミリ)間隔に取り付けます。
根太の間には断熱材を入れておくことが最近では常識となりました。
昔は根太に直接フロアーを貼る場合が多かったのですが、
最近は下地合板を貼る場合がほとんどです。
下地合板を貼ることによってその後の作業もスムーズです。
基準の墨出しも容易ですし、作業も気軽にできます。
仕上げのフロアーを早期に貼ってしまうといくらしっかり養生しても
壁や天井を施工している間に傷つけてしまうからです。
下地の合板は12ミリ厚の針葉樹合板かOSBを使用します。
合板取付前に床下の防虫処理も忘れずに。


壁は柱に胴縁(43×17)を取り付けてプラスターボードを貼るのが主流です。
コストを抑えるため、柱や間柱に12.5ミリのプラスターボードを
貼る方法もありますが、柱の太さがまちまちで、
垂直もままならないリフォーム工事ではお勧めできません。
胴縁は12.5ミリのプラスターボードの場合で1.5尺以下、
9.5を貼るのであれば1.2尺か1尺にした方がよいでしょう。
プラスターボードは可能なら長さ8尺の方が良いと思います。
6尺の方が扱いやすいけど、ジョイントができるため若干仕上がりが
悪い場合もあります。
たて、横ともジョイント部はちゃんと下地があるようにしないといけません。
そのため、柱の真ん中にジョイントが来るようにします。

また、壁の施工前には窓枠や内装建具の枠、鴨居、戸当たりなどの
施工をすませておく必要があります。


天井は仕上げ材の張り替えが一番楽ですが、
なかなかそのまま施工できることは少ないので、
ここでは新規に下地を組む場合を想定します。
普通は、3尺(910ミリ)ピッチに野竿を取り付けます。
40ミリ角程度のエゾマツが多く使われてましたが、
最近は30×40の材料が使われることが多いと思います。
3尺程度の間隔で2階梁や小屋梁、たる木などから釣り木で支えます。
それに90×15のヌキ材または43×17程度の胴縁材を取り付けます。
取り付ける材料にもよりますが、プラスターボードであれば
1尺(303)ピッチで良いと思います。
その他、43ミリ角のエゾマツを1.5尺で切り欠いて1.5尺角の
下地とする方法も昔はよく採用しましたが、手間のかからない
上記の方法が多くなりました。

これに9.5ミリのプラスターボードを釘またはビス打ちします。
その後クロス仕上げをしたり、吸音板を貼ったりします。

天井は水平に真っ直ぐ張ると目の錯覚で真ん中がたれて見えます。
そのため、ある程度中央を高くしますが、その度合いは
1畳に1分とされています。6畳なら6分(18ミリ)
8畳なら8分(24ミリ)程度です。


現場:: リフォーム手順 : 13:39 : comments (0)
住宅リフォームの手順(6.外装工事)

外装工事はそのほとんどがプロにしかできないと考えるべきでしょうね。
なぜなら、
1.1階部分はともかく、2階の外壁は足場が必要。
2.高所作業は上下で仕事していたりすると下の人は物が落ちて危険です。
 また、不慣れな人の高所作業は墜落の危険が大きくなります。
3.雨水の侵入の防止などは高度な知識と経験が必要。
4.屋根は勾配があり滑落の危険や、歩行による屋根材損傷の心配がある。
5.外部の工事は隣家や通行人路上の自動車など他人に迷惑をかけることが多い。

素人がDIYで行うのは、
ウッドデッキの塗装、平屋の外壁程度でしょうか?


現場:: リフォーム手順 : 11:54 : comments (0)
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