建築現場の困った人たち (1)

 

  1.どうして早く言ってくれないの?

設計事務所   


 デザイン重視の設計事務所の先生は何もわかっていないことが多いんです。特に最近見かける建築デザイン事務所

 こういうところの先生は特に困ります。建築士の免許も持っていない人がいて、何もわかっていない!

 ある程度出来上がってから、「チョットイメージしていたのと違うんだなー・・・。」    ハァ! (°∇°;)

 あんたが図面書いたんでしょ?その通りに作ったんじゃない! それでもあんたはプロかい!

 図面にちゃんと寸法を書き込まないで、出来上がってからチョット違う? 

 金もらって図面書いているんだろ!誰が作っても同じものが出来る図面書けよ!

 本当にいるんです。こんな人が・・・。くどいけどもう一度言っておきます。

それでもあんたはプロかい!

 

 

  2.後になってから・・・。

御施主様   


  工事も無事終わり、さて支払い、集金に行くと、「ねえ、もう少し安くならない?」    L(・o・)」 オーマイガ

  だって見積の時にも値切ったじゃない。それをまた安くしろって?そりゃないぜ。そんなこと思いながらも結局

  値引きしてしまう気弱な大工さんです。  (;>_<;) エーン

みなさん、満足な仕事をしてもらったら支払いは気持ちよく払ってやってください。
  

 

  3.コンセントがあったはず・・・。

大工さん   

 
  私も含めた大工さんがよくやってしまう失敗です。

  内装工事の時、壁の下地を組み終わると電気屋さんが配線工事を行います。コンセントやスイッチのところは

  器具を取り付けるためのプラスチック製の箱(ボックス)を取り付けます。それが終わるとクロス下地の石膏ボードとか

  プリント合板などを貼るわけです。ボックスは上から貼る板で隠れてしまうからその位置には通常は印を付けておきます。

  ところが!時々忘れてしまうんです。仕上がった後電気屋さんが板に穴をあけて器具が付くようにするんですが、

  その時に「この辺にコンセントあったはずだけどな〜」   
く(""0"")>なんてこった!! わ、忘れてた…。

  ほとんどの場合電気屋さんが位置を覚えていてくれるので問題ないのですが、その時はやっぱり焦ってしまいます。

  反省の気持ちを込めて一言、ボックスの位置は忘れないように!

 

  4.来るはずだったのに。

水道屋さん   

 
  床下には給水、給湯、排水など配管が通っています。それらは床の下地材に固定する事がよくあるため、大工が下地を組む

  水道屋さんが配管、床板を張り上げるといった行程になります。下地を組み上げて、配管工事が終わったところから

  床が張れると思っていた矢先水道屋さんからの電話、
「あのー今日はどうしても行けなくなっちゃったんですけど…。」

  「そうか…無理だったら仕方ないね。」 
( ̄ー ̄)o゛プルプル 今日床張れなかったら俺たち何やるんだよ〜!

  そんな時は仕方ないので配管の工事をする場所だけ床の釘を打たないようにして、配管工事が終わるのを待ちます。

  よくあるアクシデントでした。

 

  5.騙された〜

ドロボー   

 
  家の近くで工事中に突然の来客、何でも自分の家も今度増築したいらしい。名刺をくれと言ったので私の親父は財布から

  名刺を出してその人に渡しました。親父は材料を取りにトラックで家へ向かいました。その直後その人はあわてた様子で、

  「あー、あんな方へ言っちゃった。速くお父さんに連絡して!」と、何のことかわからない私に向かって言いました。

  「とにかく行けばわかるから」仕方ないので、親父のところへ行くとやっぱり何のことかわからない。

  現場へ戻ってみると財布の中にあったお金がない!  (≧ロ≦) アイヤー ヤラレター

  警察に届け出たら「追い出しドロボー」と言って時々被害の報告があるそうです。

  金返せーバカヤロー!

 

  6.釘を打たないで

大工さん   

 
  壁の中というのはいろいろ通っています。コンセントの配線、スイッチの配線、給水管、給湯管…etc.

  下地の間にはそういった重要なものがあります。その上にボードを釘打ちします。普段はそれらを避けるように気を付けていますが、

  ごく希ににあるんです………釘を打っちゃうことが。

  あるお宅のことです。引き渡し後電話で連絡がありました。「照明のスイッチ切っても消えないのですけど」と。

  電気の配線ミスだろうということで電気工事屋さんに行ってもらいました。

  原因はスイッチの配線コードに釘が刺さっていて、ショートしてスイッチが入りっぱなしの状態になっていたとのことです。

   電気屋さんお手間とらせました。   \( . . ) ハンセイ  以後このようなことがないように気を付けます。

  水道管に釘を打ってしまった話もよく聞きます。  (-_- ボソ
  

 

  7.無理言うなよ

設計事務所  

 
  若い設計士さんに限って無理なことを仰るようです。

  人から聞いた話ですが、電灯のスイッチの位置で無理なこと言ったそうです。通し柱(1階から2階まで通じている柱、構造上重要)  

  に穴をあけて付けろと言って絶対譲らなかったそうです。当然建物が弱くなるし、少し位置をずらせばそれですむことなのに・・・。

  みんなに反対されて意固地になったんでしょうね、結局押し通してしまったそうです。

  主張を通しすぎる設計事務所は避けたいものです。

 

  8.返して

職人さん  

 
  建設関係の職人さんの使う道具は、業種は違えども同じものを使う場合も多いです。故障したり、家に忘れてきたりと不測の事態も

  たまにはあります。そんな時は融通し合うわけですが、時々貸したのに返ってこないことがあります。事情をあまり知らない若い子とかが

  自分のところの道具だと思いトラックに乗せて返っちゃったりします。後になって「オイあの道具何処だった?」

  「○○さんに貸したはずだけど・・・・」   ┐( ̄ー ̄)┌ コマッタナ  今使いたいのだけど・・・。ま、なんとかなることが

  多いですけど。ほとんどの場合後で返ってきますし。でも時々そのまま行方不明になります。

  俺ののこぎり何処いったー!

 

  9.信頼してよ

監督さん   

 
  本来元請で1軒の家の建築を全部引き受けていますが、それだけでは仕事が無くなってしまうこともあります。大工として木工事の

  下請けや、手間受けとして他の会社の現場へ行くこともあります。ある程度の会社であれば当然現場監督さんがいます。

  若い監督さんは何も知らないので職人の言いなりですが、ある程度お年を召した監督さんはプライドがあるのか自分の論理を

  押しつけてきます。もっと速くてきれいに仕上がる方法があるのに「こうやれ!」と図面通りに仕上がれば順序や方法は職人に任せて

  下さいよ!悪いようにしないから! (`m´#)ムカッ  「あー面倒くさい、仕上がりも汚いし!」

職人を信頼して任せてよね!

 

  10.はっきりしてください

御施主様   

 
  よくいるんです、どちらにするか決められない人が・・・。行程の都合上そろそろ決めないといけないのに寸前になっても決められない

  人が。だからこちらも早めに聞いておくんです。ユニットバスやシステムキッチンのグレードとか色とかを、そりゃ一生に一度の買い物だから

  慎重になる気持ちはわかるけど、迷う人は後になっても後悔したりしやすいです。いつまで迷っていてもいけません。

  思い切って決めちゃいましょう!
  

 

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