2.誰に頼もう
業者の規模による分類
大きく分けると3種類になります。
a.大手ハウスメーカー
会社の規模が大きいだけに安心感もありますし、ブランドイメージも高い。しかし価格も割高になりやすいですね。大量仕入れによるコストダウンや、作業効率のアップなど企業努力はしていますが、広告宣伝費に多くのお金を掛ける ため、それらは帳消しにされてしまう。実際に現場で働いている職人さんたちは単価を削られて苦労しています。
それと、細かな要望が聞き入れられにくいのが難点ですね。御施主様から実際に施工する職人さんまでの指示経路 が長すぎます。 何か問題が起きた時には一番安心でしょうがね。
b.中堅工務店
a.大手ハウスメーカーと c.個人経営工務店の中間的存在、規模も大小様々ありますが、大きくなるほどaに小さく なるほどcに近い特徴を持ちます。自分の好みにあった建物を造っている会社を見つけるのがポイント。
c.個人経営工務店
従業員数人と言った規模の小さな処。いわば昔からの大工さん。良心的な処にやってもらえばこれが最高と思います。 安くて良質な家が出来ます。但し運が悪いと酷い目に遭う確率が高いのもこちら。良い業者を見分けるのが最大の ポイント!小回りが利くので工事中に変更があっても対応しやすい。などの特徴があります。
ちなみに私の処はこれに分類されます。
設計事務所と工務店の関係からの分類
工務店→設計事務所
信頼できる工務店を知っていればこのパターンと思います。全体の主導権が工務店にありますので、機能、耐久性を重視した家になりやすい。デザイン面でどうしても冒険が出来ない事が多いと思います。
設計事務所→工務店
デザイン重視の設計事務所に頼むと、構造的に無理があったり、望みの色を出すため耐久性の劣る材料を選んだり 私個人としては好みません。ま、そんな人ばかりと限りませんが。コストをあまり考えない人が多いから困ります。
設計事務所と工務店それぞれ別途に依頼。
管理と施工が完全に分離しているので、管理が徹底できる利点がありますが、場合によってはそれが原因でもめ事も多くなります。施工業者の立場から言わせてもらえば、設計図書の不備などの問題が表面化して険悪な状態になることもしばしばです。
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