TOP 1.地盤 2.基礎 3.躯体 4.屋根 5.家具 6.まとめ

2.基礎

現在新築される木造住宅のほとんどが「べた基礎」と呼ばれる、建物下全部にコンクリートを打設し基礎とする方法がとられています。部分的に地盤が軟弱だった場合その部分だけが下がってしまう「不同沈下」と呼ばれる現象は「べた基礎」であればかなり被害を少なくできます。

しかし、15年ほど前の建物では基礎の下の部分だけ40センチ程度の幅でコンクリートが打たれているだけの場合が多くあります。そのような建物は不同沈下により基礎の弱い部分(主に換気口まわり)にクラック(亀裂)が発生している場合がよくあります。

さらに古い建物では基礎のコンクリートに鉄筋が入ってない場合もあります。
建物の重量を支える大切な基礎ですが、古い建物では上記のように頼り無い場合もあります。




どうしても補強したい場合、右の図のように1階の床を全部めくり地盤を転圧、現在の基礎にアンカーを打って鉄筋を組み、「べた基礎」とするのがベストな方法です。もちろん大規模な工事になりますので、それなりの費用と、工期が必要です。

 

TOP 1.地盤 2.基礎 3.躯体 4.屋根 5.家具 6.まとめ

このページの更新日 : 2007/1/14