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ハウスメーカーと工務店

全国展開しているローコスト系のハウスメーカー・・・最近はちょっと控えめになりましたが、お値打ち価格を前面に押し出していますね。坪あたり20万円台ですか・・・。そんな値段で普通の工務店はとうてい請けることができません。

でもちょっと待ってください!たぶん小さく書いてあるはずですよね。「建物本体価格」と・・・。
この建物本体価格が曲者で、仮設費、工事管理費、などは含まれていません。足場などの仮設無し、工事の監督をする監督さん無しでどうして家が建つのでしょう?とにかくお客さんを呼び込んで後は営業力で成約させる・・・あまり感心できませんね。
最近はTVCMやネット上でこういった手口を使っている会社も減ってきましたが、各支店では未だに大きく坪単価を掲げています。

対する普通の工務店は必要な費用はすべて含んだ価格しか頭にありません。
工事価格を比べる時は双方同一条件で検討する必要がありますね。



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現場::新築編 : 00:47 : comments (x)
3:4:5

三平方の定理(さんへいほうのていり)は皆さん学校で習ったと思います。
直角三角形の斜辺の長さを c とし、その他の辺の長さを a, b とした時
aの2乗+bの2乗=cの2乗 こんなやつです。

建築現場ではこれ使う機会あるんです。
特に使われるのが基礎工事で建物の直角を出す時
各辺が3メートル、4メートル、5メートルの三角形で直角出せるんです。

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建築 : 00:02 : comments (x)
耐力壁の釘

建築現場の困った人たち に書いた記事の転載です。
親しい方から頂いた情報です。

ある住宅のモデルを見に行った時の話です。その建物は内装仕上げをせず、構造用合板をそのまま見せている建物でした。今まで何人かにそのような仕上げ?をした話を聞いたことがあるので構造用合板を見せることには何ら抵抗はありませんでした。

でも、それを設計した人が自慢げに言ったんです。

「ウチは構造用合板を止めるのにステンレス釘を使っている」と・・・

それを聞いた私?????

確かにステンレス釘は錆びないし、スクリュー釘だったら抜けにくいような気がします。でも、内装用のステンレス釘ではダメなんです。
7.5ミリ以上の構造用合板を柱や梁に直接張った場合、耐力壁として構造強度を計算する壁量は片面で2.5倍両面では5.0倍として計算できます。もちろんこれは取付方法などいろいろ決まりがあります。例えば柱の上下は規定の金物を取り付けないといけません。そして、釘はN50または CN50を150ミリ間隔となっています。
N50は鉄丸くぎです。CN50は2×4などに使われる普通よりも少し太い釘です。これらの釘と内装用のステンレス釘と比べた場合、まず太さが違います。耐力壁の釘は引き抜きの力はもちろん掛かりますが、地震などの場合まず横にずれるせん断力が掛かります。規定より細い釘であればまず、そこで釘が切れてしまいます。
さらに頭の大きさも内装用のステンレス釘は小さいので、引き抜きの力が掛かった場合、釘が残っったまま穴が空いて板がめくれてしまいます。
また、ビスなども内装用のコーススレッドなどはビス自体の強度がないので認められません。

規定の釘が打ってない場合、実際の強度は別として法律上耐力壁と認められないか、良くて木ずりなどを打った壁として片面で0.5倍両面で1.0倍の壁倍率しかありません。

ステンレス釘を自慢していたあの人の建てた家、地震や台風に耐えられるでしょうか?人ごとながら心配です。

参考資料

建築 : 01:21 : comments (x)
新築編(大工の視点)-3-見積(リスクの負担)

さて、どんなところに依頼しても実際にはまず土地の準備、立て替えならば仮住まいの準備などがありますが、そのあたりは大工の範疇ではないので省略させていただきます。土地が決まったら設計士さんに要望や予算を告げてプランニングに入ります。私も建築科を出ているので基礎的なことは知っていますが、プランニングはまた別の機会にしましょう。

さて、予算を基に建築のプランができあがるのですが、実際には設計士さんの思ったとおりの値段では出来ないことも多くあります。
そこでプランと見積を照らし合わせていろいろ調整するのですが、これが厄介です。

他の業者はどのようにしているかわからないから自分の例を書きます。
図面をもらったら下請け業者さんに必要な図面を配布します。
各業者の見積を待つ間に自分が担当する大工工事の見積をします。
必要な材木等の拾い出し、工賃の算出など・・・どんなに根を詰めて計算しても実際の工事ではどうしても予定以上に手間や材料が掛かり、食い込むことが多いです。
それで、ある程度の余裕を持たせて見積を出すわけですが、ぎりぎりの線を上手く出すのは難しいです。
その他、工事全体での実行予算にも不測の事態に備えてある程度余裕が欲しい。また、見積をする手間だってかなり必要、その費用も工事費に盛り込まれます。
瑕疵責任についても元請には責任が及びます。そのリスクのための費用も必要です。まともな工事をしていれば不要なはずですが、重箱の隅をつつくようにクレーム下さる人も中にはいらっしゃいますし(高い買い物をするのだから気持ちは分かるのですが・・・)
こういった工事以外の費用が意外に多いのが辛いですね。
大手等なら、このほか営業経費や宣伝費などまだいろいろ乗ってきます。

しかし、競争の激しい昨今、どうしても値引き合戦となってしまいがちです。
極力経費などを削ってもまだまだ足りません。そこで矛先は下請け業者に向けられます。いわゆる「下請け叩き」です。極限まで値段を削られそれでもさらに無理な値引きを求められます。そりゃ職人の給料も下がりますし、下請け業者の親方は自分の取り分無くなったりすることも・・・。
もちろん建築会社も監督さんの給料などはかわいそうな物です。

こんな状態が長く続き建設業界は構造的に崩壊寸前だといえるでしょう。
もちろんこんな環境で良い建物は出来ないですね。
理論上は問題なくても心のこもってない家なんか嫌ですね。
冷凍食品より手作りの家庭料理の方が長くつきあえます。
まだそれならマシ、厳しい環境の職人や監督の悲しみや怒りの織り込まれた建物なんて・・・・・・ヤダ。
この辺の心理は過去の記事「お茶出しは必要?」も参考にしてください。

「とにかく安い方の会社で」その考えはお客様も大きなリスクを負う可能性がある。安いことの真っ当な理由があるかしっかりと確認してください。
自転車操業でとにかく仕事を取って回していかないと倒産してしまう。そんな会社に頼んだら工事途中で夜逃げされるかも。

現場::新築編 : 23:54 : comments (x)
新築編(大工の視点)-2-工事依頼

さて、新築の依頼を普通どこにするでしょう?
大手ハウスメーカーしか眼中にない人が多くなっています。
ちょっと考えてる人は地元の工務店。こだわりのある人は設計事務所からのアプローチでしょうか?

でも、少し前までは「大工さん」に頼む人も多かったです。
「大工さん」に依頼する人が極端に減ってしまった理由いろいろあると思います。以下にまとめてみました。

1.建築工事の複雑化
正直最近は法規面でも施工面でもややこしくて困ります。また、お施主様の多様な要望に応えるためにも勉強すべき事はたくさんあります。
そして、度重なる法規の改悪で零細企業では続けるのが困難になっていますね。政治献金をする大きな会社に有利になるような取り計らい?
職人一筋現場で頑張ることが仕事と考えていた人たちはついて行けず、大手の下請けになってしまう。「自分でやるより気軽でいいや」そんな声をよく聞きました。

2.大工の高齢化
親の後を継いで大工になる人も減り増した。実際私も息子に後を継がせる気はありません。収入安定しないし、賃金安いですからね。

3.悪徳業者の蔓延
詐欺的行為の悪徳リフォーム業者の話題がテレビとかで話題になりますよね。仕事を頼む方は新築、リフォームを問わず小さな会社は心配でならない。
割高と知りつつ発注はある程度名の通った会社に・・・となってしまいます。

今の時代「大工さん」に新築を依頼するのが至難の業となってしまいました。

まずは信頼できる設計事務所と施工業者(大工さん、工務店)を探すのが第一歩と思います。数多く当たっていろいろ聞いてみるのがよいでしょうね。
設計事務所と施工業者の癒着のリスクを避けるためそれぞれ別途で探すのがよいです。設計事務所紹介の工務店や、工務店紹介の設計事務所ではどうしてもなれ合いがありますからね。まあ、その組み合わせによって最良の物ができる場合もあるから一概に否定できないけど。


現場::新築編 : 17:00 : comments (x)
新築編(大工の視点)-1-大工の定義

「大工に新築を依頼」この場合の大工とは職人としての大工ではなく、工事を一括して請け負うことのできる「大工の棟梁」であることを前提として進めていきます。

建築には、設計、施工、施工管理、見積などの事務作業、下請け業者への発注、等非常に多くの要素があります。大工の棟梁は基本的にこれらの工務店の行う業務もすべて行います。
ただ、建築基準法が施行される前は設計も棟梁がやっているのが普通でしたが、設計に関して今は設計事務所に依頼するのが普通でしょうね。
まあ、昔の住宅はほとんど同じような造りでしたし、伝統に従って作ることができましたから。小さな物置などは図面無しで建ててしまったそうです。

棟梁の下には職人としての大工がいて、棟梁の指示に従い工事をします。工務店の下請けとしての大工は現場監督の指示に従い工事をします。リーダーとしての親方と職人としての大工がいるのが普通です。また、最近少なくなりましたが、職人を使わず棟梁一人だけで成立していて、大きな仕事は複数の棟梁が協力する場合もあります。

建築業務の複雑化に伴い、一人ですべてをとりまとめるのは難しくなってはいます。でも、特に住宅建築では現場に常駐し工事のすべてを把握している人が必要です。誰が適任でしょうか?
設計士さんや現場監督ではよほど大きな現場でない限り採算が合いません。一般住宅では3~5箇所くらいは掛け持ちすると思います。
大工は着工から竣工まで何かと仕事もありますし、他の業者も大工が仕事をしたところに取り付けたり塗ったりなんてことがほとんどです。
つまり、現場の各所の状況を把握していてしかも常駐しているんです。
それで昔から大工の棟梁がすべてを請け負って家を建てていました。
計画面、施工面、経済面すべてを担っていました。


現場::新築編 : 21:09 : comments (x)
新築編(大工の視点)

かなりの間放置していました<(_ _)>

世の中大変な時代になり、先行き不安な状態が続いています。まあ、建築業界は去年に始まったことではなく我々下々の職人は冷遇され続けています。ほかの職に変わるにも、このご時世ではどうにもなりません。
逃げ場がなければ前向きに建築業界に取り組んでいくしかないわけです。

ちゃんと続けられるか自信はありませんが、何しろ始めないとね。

当サイトのコンテンツとして「新築編」がありますが、内容があまりにも基本的で少々物足らないと思っていました。

私のような零細工務店はなかなか新築の話も来なくなってしまいましたが、昔は多くの人が個人経営の大工さんに新築の依頼をしていたものです。
大手のハウスメーカーの倒産も耳にするようになりましたが、それにつられて暗くなるよりも、ポジティブに考えて会社の大小で信頼性が計れないようになったのは古き良き時代の「大工」復権チャンスと考えて「新築」について前向きに取り組んでいきたいと思います。
なぜ個人経営の大工さんへの依頼が減ってしまったか、その理由はいろいろありますが別の機会に考えることとして、「大工さん」に工事の依頼をした場合にどのような流れになるか順を追って書いていきたいと思います。

自分の経験と大工である父親から教わったことを書いていきますので、地域による差、間違って覚えてしまったこともあるかも知れません。また、幾分古い情報も含まれますが、基本は押さえているつもりです。
気になる部分がありましたら、メールまたは姉妹サイト「がんばれ!大工の棟梁」の質問と交流の場へ連絡していただけると幸いです。


現場::新築編 : 21:07 : comments (x)
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