住宅リフォームの手順 9.仕上げ

 

 
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 住宅の耐震

さて、これで内装の仕上げになります。

床については下地合板が貼ってあればこの時点で仕上げます。
ただし、後で述べる吸音天井を貼る場合は床より先に貼っておいた方が楽です。天井板と廻り縁まで仕上げてしまいます。
床板は天然木を利用したものが多いため取り付ける前にある程度色などもチェックした方がよいです。同じ品番であってもロットが違うとかなり色合いが違うこともあります。
私も、在庫の材料と新規で注文したものを同時に使ったらどうしても色が気になり、在庫で持っていたものが使えなかった経験があります。色の違う梱包があった場合は、狭い独立した場所で使うよううまく考えると良いでしょう。


壁や天井の仕上げでやっぱり一番多いのはクロスでしょうかね。ただ、やはりクロスは10年持たない、汚れや継ぎ手の隙間が気になりますね。

予算のあるところは珪藻土などコテ仕上げ系の材料使ったり、天然木の羽目板を使ったりしますが、これも予算的にはなかなか大変でして・・・・。予算と耐久性のかねあいを突き詰めていくと結構プリント合板が候補に挙がったりします。面倒がる大工が多いですけど、時々拭いてやれば10年経ってもきれいな状態保てますし、コストも安いです。
難点は防火上弱いことと、規制でほとんど問題なくなったとはいえホルムアルデヒドの放散問題でしょうか?

天井の仕上げもクロスが多いですが、私はロックウール系の吸音天井をお勧めします。ビニルクロスは静電気などで埃を寄せ付けるせいか経年変化が大きいですし、吸音性が無いために、テレビなどの音が響きすぎて聞き取りにくくなり、部屋が騒々しくなります。
コスト的にはクロスより若干高くなりますが、メリットは多いはずです。

内装の仕上げが始まるとすでに仕上がったところを傷つけないよう、十分注意を払い、必要があればちゃんと養生しておかなければいけません。可能な限り奥の方から仕上げ、仕上げが済んだところを通らないように心がける必要があります。

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大工のとうちゃん
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更新日 : 2007/12/07