1.匠について 2.あの予算で出来るの? 3.スタッフについて 4.収録現場のお話
5.カメラのお話 6.テレビの宣伝効果 7.注意すべき事 8.終わりに

番組で「匠」と呼ばれる設計者たちこの人たちはどのように選ばれるのでしょう。

そもそも「匠」とは {すぐれた技術をもつ人。古くは木工をいう。たくみ}大辞林 第二版 (三省堂)より
と定義されます。「すぐれた技術をもつ人」まあ設計も技術ですからそれも良いでしょう。でも一般的には後者の「古くは木工をいう」を連想すると思います。
そのためでしょうね、番組では匠に何らかの作業をやってもらいます。もっとも彼らは施工は素人の人が多いですからプロが見たらすぐばれちゃうんですけどね。特に女性の匠は苦労するそうです。あまり危険なことお願い出来ないし、でも、何らかのアクションが欲しいし・・・。

さて、横道にそれてしまいましたが、匠の選考はどのように行われるかについて書いてみることにしましょう。じつは選考と言ってもかなりアバウトなんです。スタッフが建築雑誌などを読みあさり、何らかの賞を取っている人をピックアップし、アポを取ります。番組についての説明、出演のメリットなどを説明し、やる気のある方を見つけて、出演願うそうです。設計料(ギャラ?)は正確には知りませんがかなり低額だそうです。賞を取るようなデザイナーの設計料はリフォームの場合、工事費の20%〜25%が相場だそうですから驚きですが、あの番組では本当に低額の設計料だそうです。

でも、この選考方法は大きな欠陥があるんですよね。番組としては何処の馬の骨とも分からない無名のデザイナーを使ったらそれこそ番組の品格が落ちてしまうしどうしても避けたいところです。それで有名デザイナーを採用するわけですが、そういった人たちって低予算のリフォームが得意と思えます?
もちろん見事な設計をする人もいますが、多くの人は普段は潤沢な予算と工期を与えられ自分を表現している人が多いんじゃないでしょうか?
限られた予算と工期での制限の多い中、無理なく事を運ぶのは至難の業です。このことが原因で多くのトラブルが生じる可能性が出てきます。

と、問題提起して次のページへ続く