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2005-02-11 Fri
最近は外部にウッドデッキを設置される家も多いかと思います。
先日も某リフォーム番組での工事でもウッドデッキを作っていましたが、
観ていて気になった事があるのでこちらに書いておきます。
空間的な広がりやつながりを演出するために室内とウッドデッキの高さを
同一にしたがるデザイナーさん達がよくいます。
これってどうなんでしょうか?
確かに見た目には格好いいですが、室内とウッドデッキの境目の開口部、
一般にはアルミサッシなんですけど。雨水の浸入対策のため一般にはアル
ミサッシのレールは室内を基点として外へ行くほど低くなっています。
(最近はフラットになるサッシもあるようですけど、雨対策は疑問です。)
ウッドデッキの高さを室内と揃えるとそこには大きな溝が出来てしまいま
す。実際我が家にもウッドデッキではありませんが、事情により同様の場
所がありました。甥が遊びに来た時そこに足を落とし転倒してしまいました。
子供や老人だけでなく元気な若者でも、大きな荷物を抱えたりしていたら
同じような事が起きてしまう事は十分考えられます。最悪の場合、足を
骨折しますよ!
理屈だけのデザインコンセプトよりも、住む人の立場に立った設計を重視
したいものですね。設計の欠陥で起きた事故は設計事務所にどんどん苦情
入れても良いと思います。それが世の中のためです。
by 大工のとうちゃん
トラブルに遭わないために : 12:57 : comments (0)