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新築編(大工の視点)-1-大工の定義

「大工に新築を依頼」この場合の大工とは職人としての大工ではなく、工事を一括して請け負うことのできる「大工の棟梁」であることを前提として進めていきます。

建築には、設計、施工、施工管理、見積などの事務作業、下請け業者への発注、等非常に多くの要素があります。大工の棟梁は基本的にこれらの工務店の行う業務もすべて行います。
ただ、建築基準法が施行される前は設計も棟梁がやっているのが普通でしたが、設計に関して今は設計事務所に依頼するのが普通でしょうね。
まあ、昔の住宅はほとんど同じような造りでしたし、伝統に従って作ることができましたから。小さな物置などは図面無しで建ててしまったそうです。

棟梁の下には職人としての大工がいて、棟梁の指示に従い工事をします。工務店の下請けとしての大工は現場監督の指示に従い工事をします。リーダーとしての親方と職人としての大工がいるのが普通です。また、最近少なくなりましたが、職人を使わず棟梁一人だけで成立していて、大きな仕事は複数の棟梁が協力する場合もあります。

建築業務の複雑化に伴い、一人ですべてをとりまとめるのは難しくなってはいます。でも、特に住宅建築では現場に常駐し工事のすべてを把握している人が必要です。誰が適任でしょうか?
設計士さんや現場監督ではよほど大きな現場でない限り採算が合いません。一般住宅では3~5箇所くらいは掛け持ちすると思います。
大工は着工から竣工まで何かと仕事もありますし、他の業者も大工が仕事をしたところに取り付けたり塗ったりなんてことがほとんどです。
つまり、現場の各所の状況を把握していてしかも常駐しているんです。
それで昔から大工の棟梁がすべてを請け負って家を建てていました。
計画面、施工面、経済面すべてを担っていました。


現場::新築編 : 21:09 : comments (x)
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