大工の本音ブログ::ローコスト住宅の罠

2006-11-14 Tue

最近勢力を伸ばしているローコスト住宅を売りにした会社ですが、
その裏にはいろいろあるみたいですね。

人づてに聞いた話ですので、私自身が確認したわけではありませんが、
まあ、そんなところだろうと思います。

ローコストの裏にはオプション攻勢があるようです。

たとえばコンセント、
普通は最低で一部屋に２つ以上、理想を言えば３カ所は欲しいところ
ところが、それが一つしかない！そこで、コンセントの追加を依頼すると
法外ともいえる追加料金を取られるそうです。
クーラー用のコンセントも一部屋１つが常識のはずが、
一棟で１〜２カ所、追加すれば当然追加料金が・・・。

給水などの配管工事も標準よりも長くなればこれまた追加、
そして、最近の標準的な設備を整えると一般的な工務店と
変わらなくなってしまうそうです。

各業者の下請け単価も厳しいです。
当然、手抜きとまでは行かなくても、丁寧な仕事は難しくなります。
１カ所に釘を２本打ちたいけど、そこまでやっていたら採算が合わない。
だから１本ですませてしまうそんなことはいろいろあるでしょうね。

ローコスト住宅をお考えの方は、契約前に細かな仕様をしっかり確認して下さい。
満足できるプランを練った上で、見積→契約として下さい。
追加や変更は契約後に行うと割高になるのが一般的ですが、
元々安いのを売りにしている会社はそれが極端になるようです。

しかし、この手口悪徳リフォーム業者の騙し方とそっくりのような気がしますが・・・・

普通だったら少しくらいの変更は何も言わず追加金なしでやるんですけどね。
まあ、それが昔からの(大工さんがやっている)工務店の良さなんですけど。

コストを法外に削られた職人はどんな気持ちで仕事をしているんでしょうね。
怨念を込めて釘を打っているんでしょうか？
こちらも参考にして下さい。
http://daiku.tk/p_blog/index.php?e=37

by 大工のとうちゃん

トラブルに遭わないために： 22:05 ： comments (3)

ハウスメーカーって　みんな同じなんでしょうね
私の知っている職人のお子さんが　家を建てました
坪２０万円台が売りの　ア******　　　
変更もあったでしょう　　でも　住む状態になったら７８.5万円に
なったそうな　　　親子で　大喧嘩　　
私は　モデルハウス代わりに　その家を紹介しています
そして　軽自動車に　ベンツのエンジンは載らないって
説明しています
そして　ほかの職人さんでいいから　ローコスト住宅の
建築事情を聞いてみてください　って　お話をしています

地場の大工さんは　住んでいくらって　見積をしてますものね
ハウスメーカーは　基本いくら　オプション　いっぱい
追加工事　いっぱい　一言言えば　何十万の追加　
追加がないと　赤字になりかねないそうですものね

あたたたた！様こんばんは。
当サイトはちゃんとした内容だったら長文歓迎です。

具体的な数字大変参考になりました。
私が聞いた話とやはり同じですね。
最初にしっかりした要望を出してその数字になるという事は、
追加で対応してもらおうとしたらもっと大変な事になったと思います。

はじめまして、福島県で工務店に勤めています。
親方と私の二人だけの小さな工務店です
。
お盆明けから着工した新築の家の話なんですが、施主様は親方と親戚にあたる３０代前半の夫婦の方で、最初は坪単価２０万円台が売り文句のハウスメーカーで建てる計画だったようです。
しかし、親方からのアドバイスで「自分の希望、要望を全部話して、追加、変更がないようにして、なおかつ、生活できる状態まで工事してもらって最終的にいくらになるか見積りを出してもらいなさい。」と言われ、出てきた金額は、坪４０万台後半だったそうです
その結果、予算の都合もあり、親方が工事を請け負うことになったわけです。
<ハウスメーカー＝安い>というのは間違いだと思います。
むしろ、見積りの中身をひとつひとつ見ていくと割高だと思います。
でも、高いのは当然ですよね、会社経費がかかってますから。
あくまでこれは私個人の意見ですので。
　
長々と失礼しました。

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