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雨の日の仕事

雨が続くとよく言われます。
「仕事ができなくて大変でしょう?」

大工の場合、大半は屋根の下です。もちろん外装終わるまでは
雨にも影響されますが、そんなときは内装の下地とかの仕事ができます。
確かに雨が降ると材料の搬入などで苦労しますが、
事前に搬入しておけばそれも大丈夫です。

一番大切なのは天候の予想も含めた工事の計画ですね。


現場 : 15:17 : comments (0)
コンクリートの硬化時間

引き続きコンクリートについてのお話です。

一般にコンクリートの強度は打設後4週間の強度で表します。
最初は急激に硬化し、その後は徐々にゆっくりになり4週間するとあまり強度が
上がらなくなってきます。

人が上に乗ってもよいのは24時間後、1週間経つと4週強度の約半分に達します。
2週間経った頃は80%ほどの強度が出ています。

当然ですが、気温が低いと化学反応が進まず硬化は遅くなります。
5℃以下の場合はほとんど硬化していませんし、2℃以下に下がると
凍結の心配も出てくるので打設しないようにした方が良くなってきます。


建築 : 15:16 : comments (0)
コンクリートは乾くのではなく固まる

コンクリートの工事をしている時にお施主様がいたりすると
よく出る質問で、「コンクリートはどれくらいで乾きますか」
なんてのがあります。

実際には簡単には乾かないんですよね。
粘土などが固まるのは乾いて固まるけど、コンクリートは
セメントと水の化学反応で固まります。

強いコンクリートは水に入れて固まるのを待つのが一番いいのです。

固まるのは化学反応ですから熱を出します。
ダムの工事など大量のコンクリートを一度に打設する時は
発熱による破損を防ぐため固まるのが遅いコンクリートを使います。


唯一乾くことが関係するのはコテ仕上げの時でしょうかね。
ある程度乾かないと仕上がりません。
それと、塗装仕上げは下地が乾いてからですね。

ちなみに粉の状態がセメント、水を加えてセメントペースト
砂を加えてモルタル、砂利を加えるとコンクリートです。


建築 : 15:15 : comments (0)
木材の値上がりが深刻

このところ外国産材、合板などの値上がりが深刻です。
値上がりだけでなく、商品自体が無い状態が続いており、
多くの業者が苦労しています。

なぜそうなったのか、「熱帯林行動ネットワーク(JATAN)」にある情報で分かります。

http://www.jca.apc.org/jatan/pub/bookihou1.html

いままで、国内に輸入される木材のうちの多くが"違法伐採"によるものでした。
最近になり、各国法規制が厳しくなり、輸出量が激減、原木自体が入らない状態です。

そしてこれらの問題のしわ寄せが中小の工務店の経営を圧迫しています。
見積もりして契約取って着工したものの、材料が入荷しないため工期の遅れが発生。
値上がり分は利益を圧迫し、場合によっては工期に間に合わず罰金を払う事態にもなりかねない。

仕事自体が少なくて困っているうちのような零細企業も大変ですが、
仕事があってもいらぬ事で苦労しなければいけない状態。


国産材は今のところ大丈夫みたいです。
間柱用の30×105の材料では国産の桧の間伐材と
外材(ホワイトウッド、など)がほぼ同じ値段になっています。

同じ値段の場合私なら迷わず桧を選びますが、最近の若い大工さんは
桧は節が多くて切りにくいとか、固いので釘が打ちにくいと言って
外材を選ぶそうです。
耐久性や強度を考えたら迷わず桧のはずなのに。


建設業界に未来はあるのでしょうか・・・・・。


建築 : 15:12 : comments (0)
雨漏りは壁から?

雨漏りというと、どうしても屋根からと思ってしまいますが、
意外に多いのが壁からの雨漏りです。風が無く上からのみの場合は屋根からでしょうが、
風があると壁面を流れる雨はかなりの量になります。
雨戸周りの隙間をコーキングしたらぴたりと雨漏りが止まったこともあります。

また、外壁に横方向にクラック(亀裂)がある場合は要注意です。
壁をつたう水がそこから建物内に侵入します。

写真は擁壁なので雨漏りとは関係ありませんが、外壁がこのようになっていたら
補修が必要です。特に木造の場合は下地の木が見えないところで腐っていることもしばしばです。


クラックは冬場に拡大することが多いので、寒くなる前には補修するといいですね。
小さな隙間でも、そこに水が入り、夜間に凍結、膨張した氷がクラックを押し広げます。
そして、最初は表面だけで問題がなかったクラックが、奥まで広がり、水の進入を許してしまいます。


また、サッシ周りが濡れる場合、雨漏りではなく結露の可能性もあります。

いろいろ原因があるので、難しいですね


現場 : 15:10 : comments (0)
シロアリ

かなり前からシロアリに悩まされているお宅の工事をしました。
鉄筋コンクリート造であり、倒壊などの心配はないことと、
諸事情でお金はあまりかけたくないとのことで、最初は
シロアリに食われた柱の補修と、床下への薬剤散布で終わらせました。

工事の甲斐があり、柱の下の方はそれ以降シロアリは食ってないようですが、
柱の上の方ではまだ活動しているみたいで、先日相談の電話を受けました。

どうもシロアリの進入経路は壁を横に進んで来ているみたいです。
やむを得ず、仏間側の壁は温存、押し入れ側から壁の補修工事をしようと
取りかかったわけですが、開けてみてびっくり!

壁下地は壊滅状態でした。
いろいろ心配もあるし、鴨居から敷居の間だけ柱を入れ替えることになりました。
構造的に木の柱には負荷のかかっていない鉄筋コンクリートだからこそできることです。

被害にあった柱は集成材、外側は桧でも内部は別の材料で作ってあります。
おいしくない桧だけ残して、内部のみ食べられていたようです。
一皮めくるとこんな感じです。

シロアリは人間の見えないところを知らないうちに浸食しています。
注意が必要ですね。


現場 : 15:07 : comments (0)
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