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2006-06-15 Thu
このところ外国産材、合板などの値上がりが深刻です。
値上がりだけでなく、商品自体が無い状態が続いており、
多くの業者が苦労しています。
なぜそうなったのか、「熱帯林行動ネットワーク(JATAN)」にある情報で分かります。
http://www.jca.apc.org/jatan/pub/bookihou1.html
いままで、国内に輸入される木材のうちの多くが"違法伐採"によるものでした。
最近になり、各国法規制が厳しくなり、輸出量が激減、原木自体が入らない状態です。
そしてこれらの問題のしわ寄せが中小の工務店の経営を圧迫しています。
見積もりして契約取って着工したものの、材料が入荷しないため工期の遅れが発生。
値上がり分は利益を圧迫し、場合によっては工期に間に合わず罰金を払う事態にもなりかねない。
仕事自体が少なくて困っているうちのような零細企業も大変ですが、
仕事があってもいらぬ事で苦労しなければいけない状態。
国産材は今のところ大丈夫みたいです。
間柱用の30×105の材料では国産の桧の間伐材と
外材(ホワイトウッド、など)がほぼ同じ値段になっています。
同じ値段の場合私なら迷わず桧を選びますが、最近の若い大工さんは
桧は節が多くて切りにくいとか、固いので釘が打ちにくいと言って
外材を選ぶそうです。
耐久性や強度を考えたら迷わず桧のはずなのに。
建設業界に未来はあるのでしょうか・・・・・。
by 大工のとうちゃん
建築 : 15:12 : comments (0)
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