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2006-06-08 Thu
かなり前からシロアリに悩まされているお宅の工事をしました。
鉄筋コンクリート造であり、倒壊などの心配はないことと、
諸事情でお金はあまりかけたくないとのことで、最初は
シロアリに食われた柱の補修と、床下への薬剤散布で終わらせました。
工事の甲斐があり、柱の下の方はそれ以降シロアリは食ってないようですが、
柱の上の方ではまだ活動しているみたいで、先日相談の電話を受けました。
どうもシロアリの進入経路は壁を横に進んで来ているみたいです。
やむを得ず、仏間側の壁は温存、押し入れ側から壁の補修工事をしようと
取りかかったわけですが、開けてみてびっくり!
壁下地は壊滅状態でした。
いろいろ心配もあるし、鴨居から敷居の間だけ柱を入れ替えることになりました。
構造的に木の柱には負荷のかかっていない鉄筋コンクリートだからこそできることです。
被害にあった柱は集成材、外側は桧でも内部は別の材料で作ってあります。
おいしくない桧だけ残して、内部のみ食べられていたようです。
一皮めくるとこんな感じです。
シロアリは人間の見えないところを知らないうちに浸食しています。
注意が必要ですね。
by 大工のとうちゃん
現場 : 15:07 : comments (0)
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