<< NEXT | Main | BACK >> |
HOME
2007-12-02 Sun
リフォーム工事では外構まで手を入れることは少ないかも知れませんが、リフォームをきっかけにカーポートやフェンスの設置、ウッドデッキの新設など計画している人も多いかも知れませんね。
フェンスなどはコンクリートブロックを利用して基礎を作り、DIYでも可能かも知れません。ただ、ブロックを水平に真っ直ぐ積むのは難しいですよ(笑)
2メートルおきに柱が立つのでそのための穴を確保するように。
ウッドデッキはDIYで作る人が多いです。ネット上に情報がたくさんあるのでここではこの件については述べません。
検索はこちら Yahoo! Google
by 大工のとうちゃん
現場:: リフォーム手順 : 12:09 : comments (0)
2007-12-02 Sun
内装が仕上がったら各種器具を取り付けますが、すべて仕上がっているところに付けるので、やり直しがききません。付ける場所を間違ってしまったり、取付の際に他の場所を傷つけないよう注意しましょう。
また、搬入の際も、仕上がったところにものを置いたり、運んだりするので、必要に応じて養生をします。
エアコンの取付はこの時点で行いますが、70φ程度の穴を開けるので、柱やスジカイを貫通してしまわないようにしなければいけません。
どうしても忘れがちですが、事前に写真や図面などで各構造材や、配線、配管の位置は正確に記録しておくと安心です。
by 大工のとうちゃん
現場:: リフォーム手順 : 11:54 : comments (0)
2007-12-02 Sun
さて、これで内装の仕上げになります。
床については下地合板が貼ってあればこの時点で仕上げます。
ただし、後で述べる吸音天井を貼る場合は床より先に貼っておいた方が楽です。天井板と廻り縁まで仕上げてしまいます。
床板は天然木を利用したものが多いため取り付ける前にある程度色などもチェックした方がよいです。同じ品番であってもロットが違うとかなり色合いが違うこともあります。
私も、在庫の材料と新規で注文したものを同時に使ったらどうしても色が気になり、在庫で持っていたものが使えなかった経験があります。色の違う梱包があった場合は、狭い独立した場所で使うよううまく考えると良いでしょう。
壁や天井の仕上げでやっぱり一番多いのはクロスでしょうかね。ただ、やはりクロスは10年持たない、汚れや継ぎ手の隙間が気になりますね。
予算のあるところは珪藻土などコテ仕上げ系の材料使ったり、天然木の羽目板を使ったりしますが、これも予算的にはなかなか大変でして・・・・。予算と耐久性のかねあいを突き詰めていくと結構プリント合板が候補に挙がったりします。面倒がる大工が多いですけど、時々拭いてやれば10年経ってもきれいな状態保てますし、コストも安いです。
難点は防火上弱いことと、規制でほとんど問題なくなったとはいえホルムアルデヒドの放散問題でしょうか?
天井の仕上げもクロスが多いですが、私はロックウール系の吸音天井をお勧めします。ビニルクロスは静電気などで埃を寄せ付けるせいか経年変化が大きいですし、吸音性が無いために、テレビなどの音が響きすぎて聞き取りにくくなり、部屋が騒々しくなります。
コスト的にはクロスより若干高くなりますが、メリットは多いはずです。
内装の仕上げが始まるとすでに仕上がったところを傷つけないよう、十分注意を払い、必要があればちゃんと養生しておかなければいけません。可能な限り奥の方から仕上げ、仕上げが済んだところを通らないように心がける必要があります。
by 大工のとうちゃん
現場:: リフォーム手順 : 11:28 : comments (0)
2007-11-23 Fri
住宅の設備工事として何があるか列挙してみましょう。
水道、電気、ガス、空調、電話などの通信線があります。
これらはどれも部屋の中を走らせる訳にはいかないので、
内部に埋め込むことになります。
そのため、下地工事の時点で各業者とうまく連携する必要があります。
床板を貼る前、壁や天井のプラスターボードを貼る前には
必要な配管や配線があるか入念なチェックが必要です。
特にユニットバス設置の場合、間仕切りなどができてしまう前に早い時期に設置するべきですが、一般に発注から納入まで早くて2週間、通常3週間かかりますので、工程をしっかり考えて早めの発注が必要です。
また、クロス下地の板など、仕上げれば隠れてしまう物には
その下に配管や配線がある場合目印を付けておくと良いです。
これは、後に釘やビスなどを打つ時に配管の損傷や電線の
ショートを防止できます。
実際こういったトラブルはかなりあるんですよね。
特に最近は釘打ち機による配管の損傷が問題です。
機械打ちのため、その場では気づかない上に、パイプが割れず
水漏れが起きないためその時は気づかずに過ぎてしまいます。
何年かして釘が錆びてくるとそこから水漏れが起きてしまいます。
電話に関しては最近ほとんどコードレスですから親機までの配線のみですが、LANケーブルの需要が増えています。
また、アンテナ線に関しても時代の移り変わりで求められるケーブルが変わっていきますので、ケーブルを直接張り巡らすよりも、CD管などを使って配管内部を通した方が融通が利きます。
各設備器具に必要な下地はこの時点で用意する必要があります。
トイレのタオル掛けや紙巻器、各所に設置する手すり、一部の重い照明器具などに下地が必要ですが、各器具の説明書をよく読み、適切な場所に準備するようにしましょう。
カーテンレールなども下地が必要なことがあるので、注意しましょう。
各設備工事は内装仕上げまで進めてしまって良い状態まで終了させます。
仕上げの後各種器具を取り付けます。
by 大工のとうちゃん
現場:: リフォーム手順 : 10:25 : comments (0)
2007-11-11 Sun
一般的な内装の下地について述べます。
下から順に床から、
床の施工はまず、大引きの取付ですが、その前に束石のチェックです。
古い家では大きな丸い石を使っていますが、床解体した後、再度付き固めておくべきです。
突き固めるには特別な道具か必要ですが、無い場合は角材でしっかり突くだけでも効果があります。
大引きは90ミリ角の桧など腐りにくい材料を利用します。
一般には3尺ピッチで束石上に取り付けます。
両端は土台に取り付けますが、各端部はきっちり水平ライン上に取り付けます。
大引きは上端が水平でないといけません、両端が水平になったら、
中間は糸を引いてチェックしながら、束石の上に束を立てて調整します。
すべて真っ直ぐになったら、束同士を根がらみヌキでつなぎます。
大引きの上に根太(45×45)を1尺(303ミリ)間隔に取り付けます。
根太の間には断熱材を入れておくことが最近では常識となりました。
昔は根太に直接フロアーを貼る場合が多かったのですが、
最近は下地合板を貼る場合がほとんどです。
下地合板を貼ることによってその後の作業もスムーズです。
基準の墨出しも容易ですし、作業も気軽にできます。
仕上げのフロアーを早期に貼ってしまうといくらしっかり養生しても
壁や天井を施工している間に傷つけてしまうからです。
下地の合板は12ミリ厚の針葉樹合板かOSBを使用します。
合板取付前に床下の防虫処理も忘れずに。
壁は柱に胴縁(43×17)を取り付けてプラスターボードを貼るのが主流です。
コストを抑えるため、柱や間柱に12.5ミリのプラスターボードを
貼る方法もありますが、柱の太さがまちまちで、
垂直もままならないリフォーム工事ではお勧めできません。
胴縁は12.5ミリのプラスターボードの場合で1.5尺以下、
9.5を貼るのであれば1.2尺か1尺にした方がよいでしょう。
プラスターボードは可能なら長さ8尺の方が良いと思います。
6尺の方が扱いやすいけど、ジョイントができるため若干仕上がりが
悪い場合もあります。
たて、横ともジョイント部はちゃんと下地があるようにしないといけません。
そのため、柱の真ん中にジョイントが来るようにします。
また、壁の施工前には窓枠や内装建具の枠、鴨居、戸当たりなどの
施工をすませておく必要があります。
天井は仕上げ材の張り替えが一番楽ですが、
なかなかそのまま施工できることは少ないので、
ここでは新規に下地を組む場合を想定します。
普通は、3尺(910ミリ)ピッチに野竿を取り付けます。
40ミリ角程度のエゾマツが多く使われてましたが、
最近は30×40の材料が使われることが多いと思います。
3尺程度の間隔で2階梁や小屋梁、たる木などから釣り木で支えます。
それに90×15のヌキ材または43×17程度の胴縁材を取り付けます。
取り付ける材料にもよりますが、プラスターボードであれば
1尺(303)ピッチで良いと思います。
その他、43ミリ角のエゾマツを1.5尺で切り欠いて1.5尺角の
下地とする方法も昔はよく採用しましたが、手間のかからない
上記の方法が多くなりました。
これに9.5ミリのプラスターボードを釘またはビス打ちします。
その後クロス仕上げをしたり、吸音板を貼ったりします。
天井は水平に真っ直ぐ張ると目の錯覚で真ん中がたれて見えます。
そのため、ある程度中央を高くしますが、その度合いは
1畳に1分とされています。6畳なら6分(18ミリ)
8畳なら8分(24ミリ)程度です。
by 大工のとうちゃん
現場:: リフォーム手順 : 13:39 : comments (0)
2007-11-11 Sun
外装工事はそのほとんどがプロにしかできないと考えるべきでしょうね。
なぜなら、
1.1階部分はともかく、2階の外壁は足場が必要。
2.高所作業は上下で仕事していたりすると下の人は物が落ちて危険です。
また、不慣れな人の高所作業は墜落の危険が大きくなります。
3.雨水の侵入の防止などは高度な知識と経験が必要。
4.屋根は勾配があり滑落の危険や、歩行による屋根材損傷の心配がある。
5.外部の工事は隣家や通行人路上の自動車など他人に迷惑をかけることが多い。
素人がDIYで行うのは、
ウッドデッキの塗装、平屋の外壁程度でしょうか?
by 大工のとうちゃん
現場:: リフォーム手順 : 11:54 : comments (0)
2007-10-21 Sun
古い建物の場合、窓や雨戸が木製建具だったり、
アルミサッシであっても古くなって動きが悪かったり、
汚くなっていることも多いと思います。
木製建具を外してサッシに交換、古いアルミサッシの交換
などが必要になります。
問題となるのがサッシの規格寸法です。
幅に関しては普通は問題となることは少ないです。
これは、3尺6尺などの柱の内法にとりつくように
作られているからです。ただし、直行する壁がある場合は
入り隅用の幅の小さな物を使った方が収まりが良くなります。
高さに関しては規格が大きく変わり昔のサッシとは合わないと思って下さい。
対処法は2種
1.少し大きなサイズのサッシをカットしてもらう。
予算的には高くなりますが、きれいに収まります。
カットは発注時に適切な寸法を伝えなければ行けません。
2.少し小さめの寸法で注文して、隙間は壁を作って仕上げる。
内装壁はリフォームするので問題ないですが、
外装をリフォームしない場合、補修部分を目立たないよう
にする工夫が必要です。
とにかく、外装も内装もサッシを先に取り付けないといけないので、
交換などがある場合、サッシの取付が先行します。
特に外装に関しては雨漏りの原因などになりやすいので
水切り、コーキング等はしっかりと施工しないといけません。
また、サッシには内付け、半外付け、外付けの3種あります。
昔は内付けが多かったのですが、外部の収まりの関係から最近は半外付けが主流です。
和室など、内障子がある場合には外付けが使われます。
by 大工のとうちゃん
現場:: リフォーム手順 : 11:17 : comments (0)