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HOME > 2004年09月 > 19日
女性の設計士?

今の現場の元請けさんは女性なんです。まあ、元請けとはいっても、
インテリアコーディネートなど室内装飾がメインなので、ほとんどはうちで
請け負って下請けさんに出しているので実質うちが元請けのようなものです。
その方元請けとしての責任からか毎日一度は現場に顔を出してくれます。

作業服を着ていなくて臆せず現場に入れる女性はお施主様か設計士しか
思いつかないのが普通です。元請けさんは見るからにビジネスバリバリ
こなしている感じなので、下請けのみなさん設計士と勘違いするようです。
そして私に聞いてきます。
「あの人設計士?」
「違うよ、元請けさんだよ」
そう答えるとみなさんほっとしたような顔をします。

なぜでしょうね?どこの現場でも女性の設計士は嫌われているんです。
もちろん全てとは言いませんが、概して女性が設計管理すると、

1 指示が細かすぎる

材料の割付、取り付け寸法など少しくらい違っても何の問題のないことまで
いちいち注文つけます。どうしても思い通りにしたいのなら図面に明記して
おくべきなのに出来上がったものを直せといったりするらしいです。


2 施工について何も分かっていない

設計するのが本職だから完全に理解してなくてもそれは仕方のないこと
でも、それだったら専門家の意見は素直に聞き入れるべきなのに我を通すんです。
無理なものは無理なんです。


3 構造について何も知らない

一級建築士の資格を持っていても構造について知らないこと多いんです。
聞いた話ですが、この戸は片引き戸だから「通し柱を半分に挽き割れ」
なんてとんでもない事言う人がいるそうです。
もう馬鹿じゃないかと・・・


女性として主婦の立場に立って細やかな気遣いしてくれると思うでしょうが、
専門分野での知識まで主婦と同等では話になりません。
そのくせプライドだけは人一倍高いことが多いですからね。注意が必要です。
それと、忙しい設計事務所の先生やっていると家事なんてほとんど出来ないはず
主婦の気持ちは理解できないのではないでしょうか?
それより良き夫であろうとする男性の方がよほど分かっているような気がします。

もちろん女性の設計士が全部ダメとは言いませんが、
問題を起こしやすい人が多いことは確かです。
とにかく聞き上手な人を捜すのは大切なポイントです。


トラブルに遭わないために : 15:58 : comments (0)
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