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2007-07-31 Tue
今回の現場はオール電化でした。
昔の電気温水器は電気ヒーターで深夜電力を利用して沸かしていました。
だからタンクが空になれば次の日まではお湯が出ないし、追い炊きができない不便なものでした。
今主流なのはヒートポンプ方式です。
簡単にいってしまえばエアコンの暖房と同じ原理です。
当然追い炊きも可能ですし、お湯が無くなれば沸かすこともできます。
で、オール電化にした場合、どのくらい得か?それは続きで解説します。
オール電化の場合、電気料金は時間帯によって3つに分けられます。
一番高いのが昼間、一番安いのが深夜、朝夕はその中間となります。
電気料金は一般の電灯やエアコンとヒートポンプすべて同じメーターで計算します。
昔のように深夜電力専用のメーターはありません。
つまり、すべての電気料金が時間帯によって違うわけです。
夜遅くまで起きていて、電気を使う家庭はメリットが大きいことになります。
逆に、お年寄りの家庭などで、夜は早く寝てしまい、昼間はずっと暖房や冷房を使っている場合、
あまり安くならないみたいです。
今回の現場は、親子4人、子供さんは小学生と一般的な家庭ですが、今まで使っていた電気代とガス代のトータルと、オール電化にした後の電気代を比べると、ちょうどガス代分くらいは安くなったそうです。
もちろん、それぞれの条件によってかなり差が出るようだから一概には言い切れませんけどね。
ちなみに奥にあるのがお湯のタンク、手前のエアコン室外機みたいなのがヒートポンプです。
一つ前のエントリーにガスメーターが写っていますが、これは隣に建っている親御さんの家の物です。オール電化とガスは併用できないのであしからず。
それと、お湯を沸かす際、ヒートポンプからは結露した水が1時間に1リットル程度出てきます。設置場所には注意が必要です。
by 大工のとうちゃん
現場::大改造! : 16:47 : comments (2)
コメント
> オール電化は「環境の免罪符」では無いのですから
化石燃料はいずれ枯渇しますよ、二酸化炭素による地球温暖化はさらに深刻
先日、火力発電所を見学してきたんですけどね。
いただいてきた資料から引用してみます。
地球の資源の残りはどれだけか?(2002年現在)
石油 41年 1兆477億バレル
石炭 204年 9845億トン
LNG 61年 156兆立米
ウラン 61年 393万トン
環境に優しい「太陽光発電」でもパネルを作るのに多くのエネルギーを消費
しますし、風力発電装置だって建設には多くのエネルギーを消費します。
また、多くの二酸化炭素を排出します。
耐用年数などを考えた場合、単純では無いでしょうね。
環境に優しい発電でそれらのエネルギーをすべてまかなった場合、
どれだけの電力が残るんでしょうね。
それよりは現在の火力発電の高効率化に力を入れて、電力を消費する機器の
効率を上げるまずはそこからですね。
(実際、エアコンや冷蔵庫の消費電力はかなり改善されていますね。)
そして、新しいエネルギー供給方法の開発でしょうか?
最終的には「核融合炉」の実用化を期待するしかないのでは?
| 大工のとうちゃん | EMAIL | URL | 07/08/24 22:18 | P4qATtNY |
色々なサイトで「オール電化はお徳か?」と言う意見があります、一応お答えできる程度の、知識はあるつもりなので、書き込んだりしておりますが、オール電化は好きだけど“原子力発電は嫌い”では済みません。刈谷崎原発の一件で“ハイエナの様なマスコミが、無知をばら撒いて、正義面していますが”日本の様な先進国が「安いからと、石炭発電に傾倒していくのは」無責任と言わざるを得ません、少なくとも天然ガスなら仕方ないが(原料単価が石炭と5倍ぐらい違うようです)風力や潮位差発電・地熱発電・太陽光発電・太陽熱発電を充実(但し、高コストは我慢しないと)してから、それでも足らなければ石炭が順番でしょう、居住者が高齢や障害のある方の場合以外に積極的に「オール電化」はお薦めしません、日本人は流れに巻き込まれやすいので「立ち止まって考える事も必要と、つくずく考えます」オール電化は「環境の免罪符では無いのですから」
| kamapan | EMAIL | URL | 07/08/12 18:24 | sNUBtdDI |
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