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2007-01-24 Wed
現在工事中の現場です。
空き家となって物置と化している作業場を住宅にします。
まずは無用な間仕切りの撤去を行いすっきりさせます。
新しい間仕切りのため、基礎を作りが最初の工事
耐震のため壁は金物を併用して補強します。
筋交い金物は一般的な右の箱形より、左のようなプレートの方が
便利です。古い建物は土壁があるので箱形を使うと壁を落とさないといけません。
狭いところでの取り付けも無理ですしね。
柱の上下端はこんな金物を使い補強します。
取り付けるとこんな感じ。
これに構造用合板を貼れば完璧です。
by 大工のとうちゃん
現場::大改造! : 23:06 : comments (x)
2007-01-18 Thu
じつは、某番組関係の工事中、その細かな様子を友人知人に読んでもらおうと
書き綴った日記があります。
ちょっとしたきっかけで久しぶりに読んでみて、ご覧のみなさんにも伝えたい
記述があったので、一部編集して転載します。
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今日現場で残業しながらAD君と話した内容から話題を取り出してみましょう。
いろいろな話の繋がりからAD君が「建築は立体だから3次元」と言った。
別にツッコミ入れるつもりじゃなかったけど、自分の持論をぶつけてみた。
「建築は4次元だよ!」ADくんけげんそうに「4次元?」私は答えた
「建築を考える時は時間軸が入ってくるからね。時間についても考えなき
ゃ。」なるほどと、納得した様子でした。
実際、いろいろ考えるには、朝昼晩の変化、四季の日差しや風、建物の経
年変化など、時間的要素も考慮しなければならない。
更に、そこに住む人の生活が係わってくると時間的要素もいろいろな方向
性を持ってくる。居住者の老化や家族の増減など、時間軸に対してもいろい
ろな方向性が出てくるわけである。5次元6次元の多次元空間を創造出来
る能力が必要だと思っている。
そして、建築によりある程度時間軸のコントロールは可能だと思っている。
居住者を健康で幸福な未来へと導いてあげる事が
出来ればそれが最高の建築だと考えている。もちろんそれはたやすい事で
はないが、目指す方向としては間違っていないと思う。
「多次元空間の創造者」として番組で採用してくれないかなあ(笑)
特に住宅建築は御施主様の未来を創造する責任の重い仕事と自負している。
だから、自分に対する世間からの評価のみが気になる奴らは気にくわない
のである。
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なんか、見栄を張った自分らしくない文章だなあ・・・。
でも間違ってないと今でも思ってます。
by 大工のとうちゃん
建築 : 20:40 : comments (2)
2007-01-08 Mon
1月6日に今後取引する予定の材木店が主催する初市に行ってきました。
今まで取引していた材木店は後継者がいない事もあり、2006年限りで閉店しました。
主な顧客が個人経営の大工さんであった事もあり売り上げが激減していた事も
あるでしょうね。
さて、せっかく売り出しなので少々買い物をしてきました。
まず、この後工事を始める現場で使う柱を買いました。集成柱を利用する予定でしたが、
節が多くてのた(四角い柱に丸い部分がでているところ)の多いものであれば集成柱より
かなりお値打ちです。もちろん国産桧です。
どうせ壁を貼って隠れてしまうので見た目が悪くても構いません。
それより桧の無垢材で耐久性や強度に規定した方がよさそうです。
45本1セットなのでかなり在庫ができそうだけど(汗;
それと、B級のフロアー材。
精度自体は問題なく、仕上がりに若干の色むらとたまに小さな傷がある程度との事。
低価格でとの要望のお客様が多いので、了解を得た上で使用する予定です。
このような材料は相場の半額で仕入れる事ができます。
ただし、ある程度まとめて買わないといけませんけどね。
例によってその大半はホームセンターで販売されるとの事です。
by 大工のとうちゃん
建築 : 21:19 : comments (0)
2007-01-04 Thu
新しいサイトを開設しましたのでお知らせします。
現在運営している「大工の本音」は主に一般の人への情報発信
を目的としていました。
現在の住宅建築に必要と考える
「大工同士の交流」
「大工とお施主様の接点」
の可能性を模索するため下記のサイトを新規に立ち上げました。
がんばれ!大工の棟梁 http://daiku.info/
「大工の本音」とは違った目的のサイトですので、お時間のある時に見て頂き、
もし良ければ参加して頂ければ幸いです。
上記サイトの公開に伴い、「おしえて」は一時休止させて頂きます。
各種質問に対する回答の時間がとれない事が理由です。
パソコンに関する質問等ございましたらサイト立ち上げに私が深く関わった
パソコントラブルの相談所 http://pcsoudan.info/ をご利用下さい。
by 大工のとうちゃん
その他 : 00:52 : comments (0)
2006-12-20 Wed
先日材木店で聞いた話です。
その材木店にメーカーからフロアー材の安いのがあるけどどうします?
と聞かれたそうです。
どうして安いのかというと、フロアー材等の材料は工場でほぼ全自動で
機械が作るわけですが、どうしても調整が狂ってきます。
機械が不調の時に出来上がった材料は精度が悪くいくらうまく施工しても
継ぎ手に隙間が出来てしまうそうです。
普通それらの材料はホームセンターなどに卸され、格安で販売されます。
ちゃんとしたメーカー品が安く売られているのはそんなからくりがあるんです。
そういったホームセンター向けの材料を仕入れないかと聞かれたわけです。
で、その材木店は大工からのクレームがあってはいけないので
入荷をお断りしたそうです。
単純に価格だけで比べてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれます。
by 大工のとうちゃん
建築 : 22:42 : comments (0)
2006-12-08 Fri
最近読ませてもらっているブログ「daiku再び」があります。
現職の大工さんがしっかりした文章で大工の仕事について書いてます。
あの文章表現力には大工のとうちゃん脱帽です。
その中からちょっと気になったというか、共感したキーワードについて書いてみます。
「どんぶり勘定」要するに経理が大雑把な事なんですが、
大工をはじめとする職人にはまだまだ多いです。
私の父(大工のじいちゃん?)もドンブリでした。
住宅の見積書などでも、サッシ一式とか水道工事一式とか書いた
紙一枚で商売やってました(笑)
私が家の仕事をするようになり、そのうち見積も任されるようになった頃には、
きっちりした見積書じゃないと商売できないと思い。
細かな見積書を書くようになりました。
材料や器具のメーカー、型番までちゃんと書き込み、契約前には
お施主様に説明して・・・それが当たり前と信じてました。
変更や追加があったとき納得してもらうにもしっかりした見積書がないとね。
このところある中堅工務店の下請けでリフォームをしています。
諸事情でその工事の見積書の一部を見たのですが・・・。
「どんぶり」じゃん!
たとえば天井の張り替え、平米数と平米あたりの単価だけで
どんな材料でどんな工法なのか明記してない!
たとえば「プラスターボード9.5ミリ スクリュー釘ち」とか書いてないと
どのようにも受け取れるわけです。
これでは解釈の違いでトラブッても不思議じゃない。
大工だって何を使ったらよいか困ります。
上記の工務店だけでなくちょっと前に行った店舗の改装も似たようなモノでした。
しっかりした図面や仕様書なんて無かった。見積もきっとドンブリでしょう(笑)
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by 大工のとうちゃん
建築 : 22:36 : comments (4)
2006-11-26 Sun
大工のとうちゃんは時々メールで相談を頂いてます。
それらの相談にも誠意を持ってアドバイスしていますが、メールでのやりとりは
どうしても個々の対応になり、同じ問題を抱えている人から相談があればまた同じ
回答をすることになりかねません。
そこで、ブログに相談事の回答を載せていこうかと思います。
時にはBBSを利用して、やりとりするのも「情報の共有」ができて良いかもしれません。
まあ、それはまた考えることにします。
では、まず手始めに今日いただいた相談事から
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by 大工のとうちゃん
メールでの相談事 : 21:47 : comments (0)